トップページ > 酸水素混合ガス(HHOガス)の特徴

酸水素混合ガス(HHOガス)とは  「次世代待望のクリーンパワーガス」

 現在、クリーンエネルギーの代表的なものとしては、最近国内では少しずつ話題となっている、水を電気分解して発生させる 酸水素混合ガスがある。 このガスは一般的には、「ブラウンガス」あるいは「オオマサガス」と人名で呼ばれることも多いが、 正式にはそのガスの成分から酸水素混合ガス又は「HHOガス」と称されるものである。
 この酸水素混合ガス(以下HHOガスと称する)の特徴としては以下の通り。

@安全性が高い  →通常、HHOガスはエンジン等の燃焼装置の空気に混ぜて燃焼させる。この時の水素と酸素の比率は2:1で、 H2ガスと異なり着火しても爆発せず、爆縮する為、一瞬真空状態となり、発生装置がへこむ程度である。

A燃焼時「爆縮」現象を発生  → 燃焼時は爆発現象を示さず、火花が内部に集まりながら焦点を形成して周辺を真空化する。

B被燃焼物に応じた燃焼温度  → 原子状の酸素と水素の混合ガスということで、その燃焼は「触媒燃焼」と同様な現象 が発生し、手をかしても熱くないのに、鉄等の金属に照射すると溶解させるほどの 温度にまで上昇する。 よって金属類の溶断・溶接にアセチレンガスの替りに使用することができる。 (既に水エネルギーによる溶断装置として市販)

Cエネルギーの発生効率が高い →発生効率が高くなる理由としては、一つには熱線が外部に放出されず輻射熱による エネルギー損失がないということと、もう一つは原子が分子になる時の発熱エネルギーも利用できる為。

D大気汚染等の公害発生がない →ガス自体に酸素を含んでいるので、燃焼時外部からの酸素供給の必要がない為、 密閉状態での燃焼が可能。燃焼後は水だけしか発生しない。排気ガスはゼロ。 さらに化石燃料と異なり、炭素を含まないので、COやCO2も発生しない。

 このHHOガスの生成方法は、水に直流電流を印加して発生させ、この時水素と酸素の混合割合が2:1の混合ガスであり (H=67%、O=33%)、常圧においての発火点が570℃。常温常圧では、水素が体積の4〜95%を占めている場合 に、燃焼 する。そして一度着火、燃焼すると、この気体は発熱反応により水蒸気へと替り、その発熱によって反応が持続 する。  1g(1,860cc)の水素の燃焼にて、141.9KJのエネルギー(高発熱量)を発生し、発生する熱エネルギーの量は、燃焼の形式 には影響されないが、炎の温度は変化する。炎自体の温度は約280℃と低いが、鉄にあてるとこれを溶かしてしまったり、 タングステン(融点=3,480℃)をあてるとこれも溶かしてしまうというように、相手の物質次第で温度が変わる特性がある。  これは大気中で水素ガスを燃焼させた場合よりも、約700℃ほど高いが、逆に水素と酸素の混合比が2:1でない 場合や 窒素のような不活性気体が混ざっている場合は、熱がより大きな体積へ拡散する為、温度が低くなる。
 ・電気分解による反応式 : 2H2O→2H2+O2
 ・燃焼における反応式  : 2H2+O2→2H2O
水を電気分解するのに要するエネルギーは、発生したガス(HHOガス)を燃焼して得られるエネルギーよりも大きくなるという ことで、従来この種の装置の変換効率は50〜60%程度が限界で、とてもオーバーユニティとなるような現象は発生しない、 とされている。

 

  

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